家事を分担し離婚を回避
ここ数年、夫婦が熟年になってからの離婚が増え始めてきました。子どもが全員成人してから、奥さんから旦那さんに「今まであなたに対して、いろいろと我慢してきたから、離婚して楽になりたい。」というパターンが比較的多いように、私は感じます。私も、結婚する前から、母に「婚姻は忍耐なしでは続かない。」と念を押されました。その為、私は、仕事から家に帰ってきて、旦那がテレビを観ている横で、料理を作ったり、掃除をしたりしていました。そして、家事は女性がするものなのだ、という刷り込みがいつの間にか、私の中でできていました。しかし、私の我慢は1年が限界でした。
ある日、私は、仕事から帰ってきて、いつも通り、料理が出来るのを待っている旦那に、「うちって、男女平等じゃないよね。なぜ、あなたにはテレビを観る時間があって、私にはないの?」と、言いました。私はいつも黙々と家事をこなしていくので、この突然の一言に旦那は少しびっくりしていました。そして、その夜、私達は家事を分担してやる、ということを決めたのでした。そこから、私の生活はかなり楽になりました。いつも切羽詰まって、自分の時間を削ってまで、家事に取り組んでいたのが、嘘のような生活になりました。週末には、二人で分担して掃除をすることにしたので、午後は各自に自由な時間を持てるようになりました。夜も早く寝れるようになったので、私の肌の調子もすこぶるよくなり、寝坊もなくなりました。